Shunがローカルカナディアンの男にナンパされた話【パート1】

こんにちは!アシスタントのShunです!

今日はバンクーバーで僕が経験したお話をします。

Shunがローカルカナディアンにナンパされた話

僕はバンクーバーにある日本食レストランで働いていた。

海外の飲食店で働くとわかるが、
ローカルカナディアンは日本人には
考えられないほどフレンドリーだ。

何となくイメージできるかもしれないが、
知らない人に話しかける抵抗が一切なく、
「シャイ」という言葉を知らない。

テンションが高いというか、エナジーにあふれている。

だからレストランのホールスタッフとして働くと、
お客さんとの会話が弾むことはよくある話だ。

ある日。

僕はいつものようにそのレストランで働いていると、
5人組のローカルカナディアングループが来た。

いつものように接客していたら、
いつものようにフレンドリーに接してくれる。

 

ただいつもと違うところが一つだけあった。

5人組のうちの一人、
金髪で前髪だけが長い、それ以外刈り上げの50代くらいのスリムな男が、

「You are so handsome」

ってやたらと言ってくる。

※イメージ図

まず席に着いたときに
You are so handsome.

料理を出した時に
You are so handsome.

会計をするときに
Actually, you are so handsome

料理やお店の雰囲気を褒められることはあっても、
自分のことを褒められることはそんなにない。

少しだけ違和感を覚えながらも
僕は気持ちよくなっていた。

 

 

 

そうか。僕はハンサムか―。

 

 

 

僕が働いていたレストランは結構忙しくて、

シフトが入っている日は毎回ヘトヘトになっていた。

「よし、今日も何とかミスなく乗り切った。」

そう思っていた矢先。

その日のラストオーダーを聞こうとしたら、
その男は僕の名前と電話番号を聞いてきたのだ。

 

僕はちょっとだけ躊躇したが、
ハンサムと言われ気持ちよくなっていたのか、
疲れで判断能力が低下していたのか、

 

僕はレシートの裏に電話番号と名前を書いてその男に渡してしまった。

 

 

普通は考えられないだろう。

日本でも知らない人に個人情報を渡すのはためらわれる。

それを海外でやるなんて。

Stranger Danger.(知らない人は危ない。)

そんな言葉があるくらいだ。

それくらい警戒しておかないとダメなのだ。

しかし、その男の巧妙な(単純な)手口に私はハマり。
個人情報を渡してしまった。

もう仕方がない。

渡してしまったんだから。

仕事が終わり携帯をチェックしたところ、
当然のようにメッセージが。


Hi Shun.

It was so nice meet you tonight.
You were a very good waiter for us.We were the people near the washroom.
I told you how handsome you are a few times and I meant it.
Please let me know if you’d like to get together for a coffee or a walk sometime this week.
 I’m a very gentle and honest guy.

John(仮名)

夜はキミに会えてよかった。

キミはとてもいいウエイターだったよ!
僕ははトイレの近くに座ってた、
「僕はキミがいかにハンサムか」
ということを熱弁していたあの男さ。
もしよかったら今度コーヒーを一緒に飲むか散歩でもしないか?
僕はとても紳士で正直な男さ。

ジョン


 

 

 

 

「ゲイかもしれない…」

 

ここで僕は初めて一抹の不安を覚えた。

ゲイか、もしくは会ったが最後、
何か怪しいモノに誘われるに決まってる。

普通なら何も返さないことだろう。

Stranger Dangerなんだから!

しかし僕は

「Okay! I’m available on this Friday!」

と返信した。

「もし海外で知らない男についていったらどうなってしまうのか?」

という誰もが避けるであろうことを体験できる…

逆にチャンスかもしれない。
そう思ってしまったのだ。

(なんのチャンスだよ)

そうして不審な男、ジョンとの

デートに向かうShunであった…

次回、デート編

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